12、「習慣」というもの

和子さんがくまカフェにやって来て、タッくんと話しています。

和子さん

そういえばね、私がアレクサンダーテクニークのレッスンに通い始めて2、3回目の頃かなあ…

タッくん

ボクみたいな頃が、和子さんにもあったんですね~。

和子さん

そうそう、タッくんみいにレッスンの帰り道、足取り軽く歩いていたその時、いつも乗ってるバスが遠くに見えたの。
そのとたん!!

タッくん

えっ!どうしたんですか?

和子さん

私の中から何か「黒いもの」が現れて「あのバス!乗らなきゃ!!」って…。

タッくん

な、何と…。

和子さん

次のバスもすぐ来るし、別に急ぐ理由もなかったのよ…。その時「あ、これか~!」って初めて気づいたの。

タッくん

無意識のうちにやっていた「習慣」の姿…

和子さん

その黒いものは、私が「身体をギュッと固める」という「習慣」だったの。

ただ、バスを見ただけだったのに身体を「ギュッと固めて」走り出そうとしたのはなぜだろう?

  ~まだまだ、話は続きます。~

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