13、「習慣」に気づくと…

急いでいた和子さんから出てきた「黒いもの」は、「身体をギュッと固める」という「習慣(癖)」。

タッくん

そういえば、アレクサンダーさんも、この本で「声を出そう」とした時に、「身体をギュッと固めて」しまうことに苦労していましたね。

和子さん

そうね、「やろう=がんばるぞ=力を込める」という選択肢しかない状態。

タッくん

 そうか、そこでアレクサンダーさんは考えた。 
「まず、話そうとすることに対する即座の反応を抑制し…」

和子さん

私の場合なら「バスに急いで乗ろうとすることに対する即座の反応を抑制し…」

タッくん

そして、「新しく、より良い自分の使い方を起こすためにプライマリーコントロールの指示を送り…」

和子さん

私の場合だと、もうレッスンの帰りだったから、指示を送らなくてもきっと、プライマリーコントロールにいたのね。だから、「黒いもの」として見えた。

タッくん

そして、いろんな選択肢が見えてきた。「急いでも、急がなくてもいい」「次のバスにも乗れる」
「もしかしたら歩いて帰れるかも」…

和子さん

そう。でね、その後どうなったと思う?

タッくん

え~、気になる~!くまさん、お水のおかわりください!!

「黒いもの」を見ちゃった和子さん、どうなるのでしょうか?

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