さて、今までなら何も気にすることなくバスに乗っていた和子さん。「黒いもの」を見つけて、どうしたのでしょう…
和子さんそう、そのあとね、私はそんな自分の習慣にビックリして、その場で敢えてバスを逃しましたとさ！
タッくんわぁ！そうでしたか！！「バス」っていう刺激に対して「急ごう！」って思ったら、身体がそれに反応しそうだった、その瞬間を捉えたってコトですね。
和子さんそう、そのことをアレクサンダーテクニークで…
タッくんええっと…「抑制」（インヒビション」）と言っています。
和子さんその時は、まだそんなこと思ってなかったけど…
私はその時「抑制（インヒビション）していた」ってことね！
タッくん「抑制」って聞くと、身動きとれないイメージですけど、 「習慣を抑制」することで、むしろ世界が拡がっていく
ということですね。
和子さんそうね、私は長年、どう頑張っても楽器の演奏がうまくいかなくて、この頃、体も心も本当に疲れていたの。
タッくんそれまでは、頭で「頑張ってやろうと思うこと」と体を「固める」ことがセットで「習慣」となって、身体に染みついていたってことですね。
頑張れば頑張るほど、緊張して、
ホントにやりたいことから遠ざかる、みたいな…。
和子さんでも、このワークに出会った時、これで私は救われるかもしれないって感じたの。
これまでやってきた「努力する習慣」とは全く違う方向へ行けるかもってね。
