教師養成クラスについて

教師養成クラスは英国のアレクサンダーテクニーク教師協会 STAT(Society of the Teachers of the Alexander Technique)に承認され、2022年9月より正式に開校致しました。STATとは?    

現在、次期のトレーニング生を募集しています。(生徒数は最大6人になります。)

2025年1月 新規入学者募集:1名

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クラス詳細

教師養成クラス期間:STATの規約に従い計1600時間以上

3年間 ( 9学期)年間39週(春夏冬休みを挟む)

​週4日(月火水金) 9:30~13:00

学費​:1学期32万円 (1年3学期 計96万円)

*消費税等についての詳しいことはお問い合わせください。

トレーニングスタッフ:

代表: 稲田祥宏 (イナダ ヨシヒロ)

東京慈恵会医科大学卒 リハビリテーション、神経発達専門。
その後、渡英。奨学生として英国王立音楽院大学院にてファゴットを専攻。

1997年ピーター=リボー氏、エリ=リボー女史のトレーニングコースATトレーニングを開始。2000年AT教師としてSTATに認定される。その後、母校にて講師を務める(2004〜2015)
2018年帰国。その後AT普及、教師育成の活動を中心にTAC設立。2022年9月教師養成クラス開始。

副代表: 棚橋和子(タナハシ カズコ)

相愛大学音楽学部フルート専攻卒業。ドイツ国立ブレーメン芸術大学卒業。

ドイツ/フライブルクの アレクサンダー・テクニ-ク講師養成コースにおいて Aranka Fortwangler、Michael Fortwangler 両氏のもとで トレーニングを受ける。2003年ATVD ドイツ公認アレクサンダー・テクニ-ク教師に認定される。

2013年より2018年までアレクサンダーテクニークスタジオ東京にて、STAT公認の教師養成講座 アシスタント講師を務める。2022年より東京アレクサンダーセンター(STAT公認)教師養成学校にて、アシスタント講師を務める。

客員講師: 遠藤知子 奥村尚代 熊谷志おり 香西克章 

入学条件

18歳以上でATに興味があり、入学までに個人レッスンを30レッスンを経験している方​ (例外も認められる場合がありますので、ご興味のある方はご相談ください。)

クラスの内容

学習の基本は、自己の機能、使い方を観察でき、自分自身の在り方に変化をもたらせるようになることです。このために、教師と1対1のワークに主な時間を費やします。

そして、このプロセスを基礎に、ハンズオン(手を使って生徒をガイドする)のスキルを発達させ、自分の中の変化が相手に影響をもたらし「使い方」のコミュニケーションのプロセスを実感できるように学んでいきます。そしてこのスキルを基礎に、教師として個人レッスンを教えていくに当たり、必要な考え方や人との関わり方などを学んでいきます。

解剖学、発生学、生理学、運動学、心理学、医学、教育学からもATに対する理解を深めます。

プレゼンテーション(各自タームに1回)、グループクラスや講義等の準備運営の仕方などのスキルも身に付けます。

1学期に1度ほど、他のワークを体験し、ATの立ち位置を自分たちの中で理解することをやっていきます。

イス軸法体験会

イス軸法体験

システマ体験授業

TACのクラスの指針

①学生も教師も関係なく、学び合う

②いつも向上心を持つ

③視野を広く持つ

クラスでは、お互いに適切な表現の方法を考慮しながらも、自由に表現し合い、人間としての機能や使い方に関して、お互いの視点や評価を正直に分かち合い、円滑なコミュニケーションとオープンな環境で、学習することです。そして、この環境で学んで教師になる方々が、同様に生徒さんと学ぶ環境を作って、「教える」と言う活動が出来るようになることを望んでいます。

私たちには、日本という土壌で、日本語を使い、文化背景や習慣を理解し、その中で、英語圏で生まれたこのテクニークをいかに浸透させていくかと言うところをみていくことも重要であると考えています。西洋の請負ではなく、日本の環境でしっくり馴染むあり方で実践していかないと、多くの人に受け入れてもらえるようなテクニークにはならないでしょう。

当学校は、アレクサンダーテクニークの創始者であるF.M.Alexander氏と彼の生徒さん達が築き上げてきたワークの本質を忠実に継承しながら、学習環境や学ぶ生徒さんのケアを最重要に考え、今の時代の倫理や道徳に沿って学んでいただけるように、スタッフ一同協力して学校運営をしていきます

​この基盤となる方向性に賛同してもらえる人たちに、この学校で学び、AT教師になっていただきたいと思っています。自分を見つめ、自分の習慣や行動を変えていくことは、時に、大変な苦難を伴います。これを、学校の環境では最大限にサポートしていきますが、本人自身の努力と、ワークに対する真摯な姿勢、オープンに学ぶ態度が、3年間のカリキュラムをこなしていくには、必要となります。